佐助豚が育まれる環境へのこだわり
農場から出る匂いは昔から近隣住民とのトラブルの元になっていました。
新農場では、その問題に真っ向から立ち向かい効果をあげました。
急な温度変化に敏感な佐助豚にストレスをかけないため、一頭ごとの性格やえさを食べる量、個体差が出ないよう毎日のチェックはかかしません。
成長段階にあわせ、常に清潔な豚舎へと移し、病気などの感染を防ぐとともに、ストレスのない環境でのびのびと育てられます。
大量の豚を一つの部屋で管理飼育し、豚がえさを食べたり、水を飲むために移動する際に、体重を自動で計測し設定体重に達した豚を選別するシステムです。えさの調整や体調管理を常に行い、均等な肉質に仕上げ出荷されます。
「堆肥=畑」から「堆肥=燃料」へと考え方を変えるボイラーをメーカーと共同開発。新農場の暖房は豚の排泄物をバイオマスエネルギーとして使用し廃棄物ゼロを目指しています。今後は発電やハウス栽培の電源などの用途を模索し、資源循環型農場(ゼロエミッション)に努めます。